本日、綜合ユニコムさんから共著「民泊の事業化計画・運営管理資料集」が発売されました。
民泊を専門にするコンサルタント・行政書士・運営管理者・建築士の4人によるそれぞれの専門分野最前線の視点で、最新の民泊事業について書かれています。
弊社代表・加地は「第3編 民泊の事業化計画」を担当し、民泊ビジネスの実務をタイムスケデュールに沿いながらフェーズごとのポイントを実例を交えながら解説しています。建築士でありながら建築・インテリアのデザインに偏ることなく、「民泊ビジネスをデザインする」思考で、従来(とはいえ最新)の民泊ビジネスを解説する一方で、これからの民泊の可能性と脅威についての示唆もあります。
観光立国としてまだ歩み始めたばかりのこの国では、6月の改正旅館業法の施行による混乱は納まる気配もなく、宿泊施設の量的不足を伴いながら一方で差別化を図れない施設どうしの供給過多によって価格競争も一部では生じている。マーケティングと宿泊スタイル・施設間の連携など、立地とベッドだけではインバウンドのニーズに応えるにはビジネス的に限界がありそうだ。
地域・建物・インテリアに対する審美眼のみならず、未来への思索とビジネス感覚をバランスできる建築家であれば、これからの民泊ビジネスをリードすることは容易であろう。